皆さんこんにちは。
寒い日が続いていますね。東京でも雪が降るとか降らないとか。
さて【吉祥寺北町の家】ですが、外部作業も順調に進んでおります。
ちょうど胴縁(どうぶち)と呼ばれる通気層の設置が終わったところです。
はて?胴縁とは?通気層って?となるかと思います。
簡略化した図を用意しましたのでご覧ください。
建物を簡略化し、横から見たイラストとなります。
赤枠で囲った部分が通気層、矢印が空気の流れとなります。
通気層とは木造住宅にとって大敵となる湿気を素早く外部に排出する方法とお考え下さい。
実物を見てみましょう。
タイベックと書かれた上に設けられている木材。これが胴縁です。厚さは18mmあります。
胴縁の上に外壁を仕上げることで常に18mmの隙間ができることになります。この隙間が通気層となります。
先ほど【タイベック】と何気なく説明しましたが、これは透湿防水シートと呼ばれる資材です。
これは雨水などの水は通さないが、室内からの湿気は逃がす優れもの。
当社ではさらに遮熱性能を持たせた【タイベック シルバー】を標準採用しております。
上から見てみましょう。
いかにも空気が良く通りそうですね! あと高さが怖いですね><
ハイサイドライトの部分もしっかりと施工
さて、吉祥寺北町の家では来客者(もちろんお住まいになる家族にとってもですが)のために
ちょっとした気遣いを実施しました。
それがこちら。
なんだかわかりますか?
まあ看板に出てますが・・・。実はトイレの吸音材です。
(通常は柱の両面に石膏ボードを貼るだけなので壁の中は空洞となります)
最近では居間や台所ではなく、LDKとしてワンルームで大きく設けることが増えてきました。
本来は廊下などに使うスペースもLDKとして使うことができるため、空間を広く活用できます。
反面、廊下がないためトイレ等と直接面することも多く、音を気にされるお客様もいらっしゃいます。
そこで今回はトイレの吸音材として、ロックウールをトイレの壁天井に敷き詰めました。
木造なので完全に音を消せるわけではありませんが、音漏れを防ぐ効果があります。
完成すると見えなくなってしまいますが、ちょっとした気遣いで完成後の生活にも変化が出てきますね。