こんにちは。家のコトは生きるコト※1 コーディネーターの滝島です。「家を建てる」とき「暮らしをつくる」を意識して、暮らし・家事の目線から「いえのこと」を考え、お施主様の理想の家づくりのお手伝いをしております。
さて本日は、家づくりには欠かせない「設備」についてのお話です。
お家の中にある「設備」とは、主にキッチン、浴室、トイレ、洗面化粧台などを指します。もちろん家づくりのコストに大きく影響するのですが、注文住宅施工の依頼先によって”その決め方”は様々ではないでしょうか。あらかじめメーカーが決まっていたり、”オリジナル”商品があったり、オプション品を選んだり・・などなど。
弊社は初回見積もりから、かなり詳細な内容でお出ししているため「標準的な仕様」として、いわばたたき台となる各設備のメーカーと商品を決めさせていただいておりますが、実際には「標準」に拘ることなく、様々なメーカーの様々な商品をお選びいただいております。
そこで設備のメーカー選びから詳細な内容まで決定する必要があるため、お施主様ご希望の設備等のショールームへ同行させていただき、金額やプランを反映していくことになります。個人的には設備のショールームは大好きで、大人のアトラクションだと思っています(笑)「フルオーダーの注文住宅」ならではの楽しみではないでしょうか。
2月はショールーム同行が続きましたので、具体的にどのような感じかお知らせしたいと思います!最初は、私が最も訪れていると思われる(笑)TOTOのショールームへGO!
■2月某日 新宿 TOTOショールーム※2 受付で10:00にお施主様と待ち合わせです。TOTOショールームは新宿新南改札すぐに表示がありわかりやすいです。
ビルの入り口が見えてきました。TOTO/YKK/DAIKENが同じビル内にあります。
ビルに入ると、受付7階の看板がありますので、受付へ向かいます。
7階の入口10:00オープンの少し前に到着すると、こんな感じです。この日は平日でしたが、土日だとすでにこの時間で列ができていることも多いです。シャッターが開く前に横の扉から中に入ることができました。受付3番目くらいでしたでしょうか。受付が済むとコートやバックなど荷物をロッカーに預けることができるので、身軽に見学できます。
基本的に、設備のショールームで詳細な内容説明や見積もりの依頼をする場合は、アドバイザーの案内が必要になりますので予約制となりますが、見学だけなら予約なしで入れるところもありますので、必ず事前に調べてから行きましょう。
今回は、まずはTOTOのSRでユニットバス(サザナが標準仕様です)・トイレ・洗面化粧台の見学90分コース、その後同じビル内のYKKのSRでサッシ・玄関ドアの見学で90分となり、10:00から13:00まで、なんと3時間の予約でした。座って打ち合わせというよりも歩いて回ります、浴室では実際に浴槽に入ったり、床の感じを試したりしていただくので、歩きやすく脱ぎやすい靴がおすすめです。
浴室の性能の説明と掃除についても実演を兼ねたわかりやすい説明です。アドバイザーさんが疑問に思ったことにすぐに答えてくださいます。
ショールームで決めることは、浴室内のカラーや換気扇の種類・カウンターの有無など、沢山ありますが、実際のユニットバスの大きさや、仕上げ材のカラーや質感を見ていただくと決めやすくなります。お好みも大事ですが、掃除のしやすさや使う目的など、”暮らしにあっているかどうか”も決め手となりますので、できたらご家族皆様で一緒に見られるといいと思います。私は同行させていただきプランが図面とあっているかや、選ぶ商品に漏れがないか、お施主様のこだわりの部分が活かされているかなど、チェックしています。
アドバイザーさんの誘導のおかげであれよあれよと仕様が決まっていくのですが、あっという間に90分経過してしまい、YKKの受付時間になりましたので、急いで同じく7階の受付へ移動します。
■YKKショールームでは最近展示が変わり、入ってすぐにサッシの性能が比較できるコーナーになっていました。サッシの性能を肌で感じることができるのは、大変わかりやすく説得力があります。ご担当の方の説明もとてもわかりやすい!
窓の開閉方法や、見落としがちですが網戸の形状、ガラスのカラー、サッシのカラーなど確認したら、次は玄関ドアのコーナーです。
ドアは沢山見ることはできますが、実際の大きさなので展示は全種類ではありません。一度ご希望のドアが決定したら、詳細をプリントアウトしてくれます。そのほか宅配ボックス・エクステリアの商品なども見ることができます。宅配ボックスは意外と奥行きが大きいのと金額が想像より高い印象なので、皆さん驚かれます。
ここでもあれよあれよと時間が経ち、あっという間に終了時間です。座って一息つき少し打ち合わせをしたら13:30になってしまったので、15:00から予約しているタカラのショールームへの移動とお昼休憩のためお施主様とはここで一時解散となります。
■タカラのショールーム※3は西新宿にあり、TOTOからは徒歩なら2~30分位・地下鉄利用でも駅まで歩く時間があるので、20~25分ほどでしょうか。タクシーが捕まれば5分くらいだと思います。新宿のランチタイムは混みますので昼食のお店選びも注意が必要です。私は徒歩で向かいました。
さて、15:00からは再びお施主様と待ち合わせをして、タカラスタンダードのショールーム見学のため3階に向かいます。タカラの新宿のビルは1階にもSRはありますが、弊社の標準仕様であるタカラの「オフェリア」という商品は、3階のオーナーズサロンの展示になり、一般の方は入ることができなくなっています。もちろん完全予約制です。
タカラも見学時間は90分となります。キッチン以外にもユニットバスや洗面化粧台がありますので、決めることはたくさんありますが、同じくアドバイザーさんが流れるように誘導してくださり、あれよあれよと決めていきます。
ユニットバスに比べると、キッチンはサイズ感がメーカーによって変わることもありますし、お施主様のこだわりと素材の好みが明確になるところですので、本当に時間が足りないなと思うことが多いです。この日も少し時間オーバーで、終了は17:00になってしまいました。キッチンSRはレンジフードやシンク、ガス台などの選択のほかに、食器の収納方法や、動線のチェック、カウンターなどのサイズや仕様を決めますので、本当に盛りだくさんです。私はいつも現物がないとわかりづらいキッチン(主にシンク側)と食器棚の”間の寸法”について、お施主様に確認していただくようにお話をしています。
・・・ということでこの日は10:00~17:00まで、フルにショールーム見学の一日でした。ショールーム見学は楽しくちょっと大変(笑)でも家づくりには欠かせないこと、お判りいただけましたでしょうか。
弊社は、お施主様には最低でも浴室とキッチンのSRには同行で行っていただいています。さらに沢山のメーカーを検討される方はいくつものキッチンメーカーや、ユニットバス、サッシ、タイルや内部ドア、など数に限りはありませんが、ご自身で予約して回っていただいても、弊社が同行させていただいても大丈夫なシステムです。
あなたは設備のショールーム見学にご興味ありませんか?
次回もお楽しみに!
※1「家のコトは生きるコト」とは、生活哲学家である 故 辰巳渚 が主宰する「家事 塾」の理念です。筆者は家事塾での学びをもとに記事を書いています。
※2 TOTO ショールーム
https://jp.toto.com/showroom/028/
※3 タカラスタンダードショールーム
https://www.takara-standard.co.jp/showroom_search_tokuhan/tokyo/