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〇年後の工事

2021年7月24日

みなさまこんにちは。現場監督の根岸です。

梅雨明けしたと思ったらあっという間の夏空続きですね。

現場はじりじりと進みが遅くなっていた外部の工事がやっと晴れやかに動き始め、職人さんたちは毎日汗をかいて頑張っています。

が、進行中の現場レポートはちょっとお休みして、今回のテーマは「〇年後の工事」です。

私がクレアホームで監督を務めるようになり、約7、8年?くらいなのですが、ここにきてアフター工事のご連絡を度々いただくようになりました。

クレアホームでは竣工後、半年、1年、2年、そして5年、10年と、定期点検を行っています。

5年点検あたりから、お施主様のライフスタイルも変化し、新しい住まい方を検討されて、アフターの工事をいただく事が良くあります。

そこで突然ですが、クイズです。

アフター工事のご依頼で一番多いのは何でしょうか?新しい棚を増やしたい「造作工事」でしょうか?掃き出しから直接出られるデッキがほしい「デッキテラス工事」でしょうか?

・・・いいえ!一番多いご依頼は、「子供部屋の間仕切り工事」です!!(効果音)

あくまで私の印象ですが、5年点検で久しぶりにお施主様を訪ねると、「竣工当時に予定していた子供室の間仕切りをそろそろ実行したい」というお話をいただく事がとってもよくあるのです。

「竣工当時に予定していた」ここがポイントです。

つまり設計当初から、いずれは子供部屋をふたつにわけたいという意図があったのです。

これは実はよくある話で、初めから部屋を小さく分けてしまうとお部屋の使い道が限られてしまうので、まだ子供が小さくて寝室を一緒にしたい場合や、今後子供が増えるかもしれないけどまずはひとつの部屋にしておきたい場合など、あらかじめいつか部屋を分けることを想定し、設計しておくのです。

こちらのお施主様宅は、施工後7年です。

施工当時は扉のない、広いプレイルームを作っておきました。壁の色も少し変えて、仕切りの壁にはタイル。リビングの一角が、子どものスペースとしてやんわり区切られておりました。

当時幼稚園児だったお子さまも今は中学生。そろそろ自分の部屋が欲しい年頃です。

そこで今回、間仕切りの左側に壁と建具を付け、プレイルームの柱の位置で壁を作り、子供室として仕切る計画を立てました。

もしかして壁には明りとりの室内窓を付けるかも?まだ検討中です。

こちらのお施主様宅は男の子がふたり。こちらも施工後7年です。

今まではこの部屋に布団を並べてみんなで寝ていましたが、そろそろ子供部屋を分ける相談を受けています。

 

 

こちらのお施主様宅は女の子ふたり。

竣工当初は、いつか二部屋に分ける計画でしたが、現在は完全に区切らず、なんとDIYで柱と壁を建て、上手に部屋を区切っています。

なかよし姉妹ならではの選択。目線が抜けてお部屋も広く使えるし、素敵です。

 

いずれ二つに分けるためには、建具の位置、窓の位置、電気のコンセントやスイッチの位置、照明器具の位置、そして柱の位置など、後で追加しづらいところをあらかじめ計画しておくとスムーズです。

今回は子供部屋に絞ってご紹介しましたが、例えばご夫婦おふたりの住まいで、いずれは1階ですべての生活がまかなえるように・・いう計画や、子どもが独立した後は間仕切りを外せるようにして、夫婦の部屋を広くする・・・という計画を立てることもあります。

 

こんなふうに、施工後何年か経ってライフスタイルが変わったときに対応できるようにしておくのも、弊社の誇る設計力です。

この先何年も住み続ける世界にひとつだけの自分の住まい。

未来の家族の変化や、暮らしのあり方を考えるのも、注文住宅の醍醐味のひとつです。

 

現場からは以上です。

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