こんにちは。家のコトは生きるコト※ コーディネーターの滝島です。
「家を建てる」とき「暮らしをつくる」を意識して、
暮らし・家事の目線から「いえのこと」を考え、
お施主様の理想の家づくりのお手伝いをしております。
本日は、マイホームを建てたお宅の写真撮影のお話しです。
クレアホームでは、お施主様にご了解をいただいた場合に限りますが、完成した建物の外観や内観の写真を撮影してアルバムを作成しています。
1部をお施主様に差し上げるほか、会社でもこれから新築をご計画中のお客様への説明用の参考資料として使用させていただいておりますので、プロのカメラマンが伺ってじっくりと撮影をさせていただいております。
写真は、なんといっても実際にお施主様が住んでから暫く経った『リアルなマイホームのお写真』であることが特徴です。
幾度となく申し上げておりますが、何か月も打合せを重ねてさらに何か月もかけてやっと完成した建物はわが子の様に思えてきますが、その撮影となれば晴着を着たわが子の写真を撮るような気持ちでワクワクするとともに、感慨深い気持ちになります。
お引き渡しの時には見られなかった、カーテンや家具や照明などが追加されたインテリアがさしずめ晴着となりますね。
先日伺ったお宅も、撮影日はあたたかで穏やかな日和に恵まれたうえに、お施主様には実際にお住まいになった感想の他に生活や家事の動線や収納の中身などを詳しくお伺いすることができて、まるで答え合わせをするような、とても楽しい一日となりました。
撮影のポイントとしては、それぞれのお家のコンセプトや、見どころが伝わるような場所を選ぶこと。お施主様のお気に入りの場所や、こだわりが記録として残るといいなぁと思う場所を探ること・・・でしょうか。毎回カメラマンさんの視点に感心させられております。
お引越し後にお施主様のお宅に伺う機会としては写真撮影の他に、定期点検があります。
弊社は、半年・1年・2年・5年・10年とお知らせをしてからご様子を伺いに参ります。
その際にも感想なども伺う機会があるのですが、私がいつも最も伺いたいなと思っているのは、新築をご計画のお客様と全く同じで「冬、寒くないですか」「収納は足りてますか」です。
最近伺ったいくつかのお宅のお答えでは、「おかげさまで、真冬も暖かかったです」「2階では暖房使いませんでした」「昼間は照明要りません」「収納は充分足りてます」と嬉しいお言葉をたくさんいただきました。・・感無量です(笑)
もちろん、中には反省材料となるご意見も、ちらほらいただくこともあります。
例えば「思ったよりも日差しが強い場所に本棚が当たってしまうので、日よけを考えることになった」「漬けた梅酒を置く場所を検討していなかった(と後から気が付いた)」
「冷蔵庫の外から家への搬入口がぎりぎりだったので、次の買い替えの時に大きいのは買えないとわかった」などなど・・アンケートでは拾いきれないリアルなお話しですね。
また晴着の中には、ネームプレート「表札」も欠かせません。
今回伺ったお宅の表札は「ご主人様が書いた文字」をそのまま真鍮で作家さんが創作して下さったという、お施主様の趣味がそのまま現れたような、上品で素敵な作品でした。
”暮らしをつくる”には、モノの選択も重要だなとつくづく思いました。
完成した今回の写真は、時期がきましたら施工例で掲載させていただけることになっていますので、お楽しみに!
※「家のコトは生きるコト」とは、生活哲学家である 故 辰巳渚 が主宰する「家事塾」の理念です。筆者は家事塾での学びをもとに記事を書いています。