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外装下地検査について

2019年9月18日

皆さんこんにちは。

さて、先日のブログにて『当社では全棟第三者による外装下地検査を実施しております』とお伝えしましたが、

お客様からもう少し詳細を知りたいとご要望がございました。

そこで今回は外装下地検査について少し説明致します。

 

まず現場着工後、建築基準法にて定められている第三者による現場検査が何回あるかご存知ですか?

実は木造2階建て 延床面積30坪くらいの場合、建物完成後に行われる完了検査1回のみです。

つまり途中でどんなに手抜き工事をしても、最後に確認申請と同じ状態になっていればOKということになります。

えっっ!!となりますよね。

勿論ちゃんとした施工店を選べば何の問題もないのですが、日本全国を見れば案の定手抜きをする業者や突貫工事を行う業者は存在します。

もちろん完成後の事故も多くなります。そこで現在では住宅瑕疵担保履行法により瑕疵保険への加入が義務付けられました。

これはザックリ言うと構造体など建物の維持に最低限必要な部分を10年間施工店とは別の企業が保証しますという内容です。

そのため検査項目が項目が設けられています。保険会社により多少の違いはありますが、

基礎配筋が終わった時点で受ける【基礎配筋検査】と屋根工事完了後かつ耐力壁配置時に行う【躯体検査】の2回が実施されます。

合格した物件のみ瑕疵保険に加入できる仕組みとなっています。

 

通常の施工店であれば上記の3回の検査で終わりですが、当社ではあえてオプションとなる外装下地検査も全棟実施しております。

外装下地検査というのは建物すべての防水層の検査のことです。

建物の防水層と言うとイメージしやすいのは屋根やバルコニー床があると思います。

ですが、この他にも外壁の下地部分や各配管(排水管や換気扇など)の外壁貫通部分にも防水処理が必要となります。

そこで当社では社内検査だけでなく、防水層にも第三者による検査を実施することでより確実な家づくりをしています。

 

 

こんな感じ。一見見落としそうなこういった細かなところまでちゃんとチェックしてくれます。

ちなみに当社では株式会社日本住宅保証検査機構(通称:JIO)に加入しています。

 

せっかく防水の話になりましたので、当社の防水へのこだわりも一緒にご紹介。

例えば換気扇や排水管が外壁を貫通する場合は、【防水パッキン】+【防水テープ】にて施工します。

通常の施工店では防水テープのみでの施工が多いです。

円筒の筒に隙間なくテープを貼るのは至難の業。必ず隙間ができますが、隙間ができればそこから水が室内に侵入する可能性があります。

そこで当社ではより確実な施工を行うため上記のような確実な施工を全棟行っております。

エアコンスリーブ等は取り付けるだけで、水勾配も取れる商品を採用しています。

先ほどのパッキンと排水管が一体となったような商品です。

こちらはすべての配管に使えるわけではないのですが、非常に便利な商品です。

 

正直完成してしまえば見えなくなる部分。

手を抜こうと思えばいくらでも抜けますが、せっかくお施主様が当社を信頼し、数ある中から当社を選んでくださりました。

当社ではその気持ちに答えるため、見えない部分にもこだわります。手は抜けません。

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