ブログ

BLOG

完成見学会、みどころはココだった!

2021年2月5日

こんにちは。家のコトは生きるコト※ クレアホームの滝島です。

「家を建てる」とき、「暮らしをつくる」を意識してみる。

暮らし・家事の目線で様々なものを見てみると、家づくりでも違うものが見えてきます。

「家事(かじ)」を「いえのこと」と読むことで家事の概念を変えてみませんか。

 

さて、先日行われた完成見学会は、大雪の予報もありヒヤヒヤしましたが、

コロナ禍のため密を避け消毒を繰り返し、ご予約のない方の入場をお断りせざるを得ない

状況の中、無事に終えることができました。

現在建築をご検討中の方には、弊社の仕様素材を感じていただけましたし、

悪天候は塞翁が馬、実際の暖房効果を体感していただくことにもなったかと思います。

ご協力いただいたお施主様のご厚意には、本当に感謝いたします。

ありがとうございました。

 

実際出来上がった建物には、図面や模型や写真にはないパワーがあります。

また、少し見ただけではわからない部分もあったかと思いますので、

今日は、見どころをご紹介させていただこうかと思います。

 

1. プライベートスペースのゾーニング

 

一番のポイントは、脱衣室と洗面室を完全に分けたことにより、混み合う

朝と夕の家族動線が絡まらず、非常に使いやすい間取りということです。

脱衣室内には、アイロンもできるカウンターを配し、下着やパジャマなど

畳んで収納できるチェストを置くことで、洗濯してからしまうまでがスムーズなんです。

なんて理想的!

プライベートエリアにはあえて扉をつけず、かといって丸見えではないレイアウト。

引き込みにすることで、家族で使うときには開けっ放しにしても邪魔にならないドア。

寝室とは離れた場所でありながら、家族全員の日常着や持ち物などが収まる

大容量のファミリークローゼットを、洗面・脱衣室近くに配すれば、身支度して

すぐに出かけたり、帰宅してすぐにお風呂に入れたりできるという優れモノです。

 

お施主様のイメージやアイデアを、建築家がプランするとこうなるのだなと、

感激しました。

 

2. 思い描いた造作棚

注文住宅の良いところは、必要なところに必要な分、造作棚をつけられるところです。

とはいえ、コスト面で考えた時には、ものによっては置き家具よりも高くついたり、一度つけたら移動できないデメリットもあります。

今回は、キッチンの食器棚と並んだ大きな壁面収納の色がポイントでした。

食器棚はキッチンメーカーの商品で扉はシート張りなのに対して、

壁面収納は、お施主様が書かれたスケッチのもと、大工さんが集成材で造った棚ですので、

材質の違いがあるため、全く同じにはなりませんが、違和感なくできたと思います。

もし、全く同じ材質扉にこだわった場合は、デザインをあきらめざるをえなかったり、

コストが非常にかかったりしたと思います。ご英断の賜物です。

 

3. カラースキーム

お施主様のお好みで決まってくる、カラースキーム(色彩計画)ですが、

白をベースにして選ばれたタイルや壁の色が、品よく映えて、

差し色としてスイッチプレートやハンドル、サッシなどで黒を使用することで、

空間が引き締まりました。かっこいいです。

 

4. 空を切り取る

建築家の先生の設計で、いつも本当に素晴らしいなと思うことの一つは

窓の位置です。こちらのお宅の特徴は、外からはうかがい知れない開放感と、

要所で目にする、切り取られたかのような空の青さでした。(なぜかいつも現場に伺うときは青空でした)

さらに、リビングに隣接する中庭は完全にプライベート空間なため、

なんと、浴室からも中庭やリビングを望めるようになっています。ご家族の会話が聞こえてきそうです。

 

 

以上、見学会にご参加できなかった方にも、ちょっとだけ(笑)見どころはお届けできましたでしょうか。

実際の生活や暮らしを感じていただけましたら、幸いです。

完成写真はでき次第、あたらめてホームページにUPしたいと思いますので、お楽しみに。

 

※「家のコトは生きるコト」とは、生活哲学家である 故 辰巳渚 が主宰する「家事塾」の理念です。筆者は家事塾での学びをもとに記事を書いています。

面談予約 資料請求