皆様、こんにちは。現場監督の根岸です。
春からレポートしてきました【杉並の家】ですが、今月の初めに、ついにお引渡しの日を迎えることができました。
全景。すっきりした佇まいの中に、かわいらしさ、温かさも感じられます。グッと寄ってみますと・・・
左官で仕上げた風合いのある外壁は、表情が柔らかです。軒天の木の仕上とも雰囲気が合っていて素敵ですね。
それでは中に入ってみましょう!
玄関を開けると、壁面と一体化したかのような収納がお出迎え。
開けてみると、この大容量です。
一番右側下のパイプは傘掛けでしょうか。子どものちょっとした上着や、小物もかけられそうです。
玄関ホールの一角にはゲストを迎える手洗いコーナーも備わっています。
タイルの選び方ひとつで、空間が引き締まりますね。こちらはシンプルでモダンな雰囲気。
階段を上って、共有スペースへ。
階段を上ると現れるのが、木の造作がふんだんに使われたキッチンと、窓によって連続的に切り取られた風景が楽しいダイニングです。
窓際はスタディコーナーになっています。
建具職人さん手作りの扉を開けると、こちらも大容量の収納。
ダイニング側から使えるので、食器や日常の小物など効率良く収納できそうです。
階段でダイニングキッチンとリビングを仕切る、大胆な間取り。
階段とアイアンの手摺、同じ高さで揃えられた壁、白い壁に映える木の梁が、幾何学模様のようで空間にリズムを与えています。
リビングの上は小屋裏と繋がる吹抜となっており、床面積以上の広さを感じます。
その先へと続く階段は軽やかに踏板だけで仕上がりました。
インダストリアルな手摺や照明器具が、このお宅の木の温もりを一段と際立たせます。
小屋裏収納はさながら秘密基地のよう。下を見れば、リビングの風景を見渡せます。
都会の戸建ては、隣地との近さや土地の大きさなど様々な条件がつきものです。
それらを軽やかにクリアし、お施主様の生活スタイルに寄り添って、かつ雰囲気のあるお家を創り出せるのは、まさに建築家ならではと言えるのではないでしょうか。
木の温かな印象をふんだんに取り入れ、多くの楽しい仕掛けと使いやすさの詰まった素敵な住まいが出来上がりました。