こんにちは。家のコトは生きるコト※ コーディネーターの滝島です。
「家を建てる」とき「暮らしをつくる」を意識して、暮らし・家事の目線から「いえのこと」を考え、お施主様の理想の家づくりのお手伝いをしております。
今日は壁材のお話しです。
クレアホームでは、室内の壁は珪藻土系の”ダイアトーマス”が標準仕様です。ダイアトーマスとは、ケルザイム(アメリカのネバダ州でのみとれる海洋藻類の化石)を主成分とした、自然素材の塗壁材。
販売元であるエバーウォールのコンセプトは
「人々の健康な生活を支えるのは、毎日呼吸する部屋の空気にある」です。
塗壁自体はビニールクロスに比べると高級感もあり、質感やカラーなど”インテリアの素材”として、重要な役割を担っていると思いますが、それよりも増して大切なのは「空気」。つまり「健康」ということに重きをおいているところが、同社の素晴らしいところであり、弊社の家づくりのコンセプトとピッタリです。
ダイアトーマスの詳細はこちらから
ダイアトーマスの機能としては調湿・調温・防カビ・ニオイの吸着・耐摩耗性があります。カラーは40色あり、耐水性にも優れているので、水周りにもご使用いただけますし、多少の汚れなどは、消しゴムや水を含ませたタオルで拭いていただければ大丈夫、といいところずくめです笑
しかし、どうしても汚れが気になったり、毎日水がかかるような水周りでの使用の場合は、ダイアトーマスではなくタイルやパネルなどをお勧めすることも正直多いのです。そこで最近お施主様よりご要望をいただいたのはさらにおしゃれな塗壁材!
建築の修復技術(質感)と絵画の知識(色)を掛け合わせ生まれたPORTER’S PAINTS「ポーターズペイント」(HPより抜粋)でした。
同社のブランドポリシーは「家に愛着を持って欲しい」です。
”「世界一の色」「本物の質感」「ヒューマンメイド」を持って、家に愛着を持てる豊かな表情のある空間をご提供します。”という言葉も響きます。
ポーターズペイントのテクスチャーやカラーのバリエーションは、より繊細で高級感があるのが特徴なのです。
ポーターズペイントの詳細はこちらから
今回は、ポーターズペイントをご存知だったお施主様からのご要望で、家全体の内壁は標準のダイアトーマス仕上げにして、キッチンの腰壁(ダイニング側)のみ、水に強い塗壁材でカラーを替えたいというご要望でした。(ポーターズペイントのすべての商品に耐水性があるわけではありません)
ただしポーターズペイントの工事は責任施工で、特別な講習を受けた専任の職人が施工するために、狭い範囲の施工でもコストがかかる事から、お施主様によるセルフペイントでの施工という事になりました。ポーターズペイントでは、家をもっと楽しみたい、自身の手でクリエイティブに家づくりをしたいという方へ、レクチャー受講後を条件として、ペイントをお施主様が直接購入することができるのです。
まずは下地を整え、周りを養生をして、こんなハケでどんどん塗っていきます。
一度塗ってから2時間ほど乾燥させ、もう一度塗りますが、半日で完成しました。
毎日食事をする場所を、ご自身の手で施工できるなんて!素敵な思い出になったことと思います。こんなことができるなんて注文住宅の醍醐味ですね。
もちろん、ご自身での施工が心配な方や、セルフペイントでは難しい仕上がりにしたい場合などは、プロに任せればバッチリですので、まずはご希望をお聞かせください。
ではでは・・・次回もお楽しみに!
※「家のコトは生きるコト」とは、生活哲学家である 故 辰巳渚 が主宰する「家事塾」の理念です。筆者は家事塾での学びをもとに記事を書いています。