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ラブレター その3 ~住まいごこちアンケートより~

2022年5月8日

こんにちは。家のコトは生きるコト※ コーディネーターの滝島です。「家を建てる」とき「暮らしをつくる」を意識して、暮らし・家事の目線から「いえのこと」を考え、お施主様の理想の家づくりのお手伝いをしております。

さて本日は久しぶりとなるトピック、「ラブレターその3」をお届けします。ラブレターとは、弊社がお引き渡しが住んで実際にお住まいになっているお施主様からいただいた”住まいごこちアンケート”のお返事の事です。アンケートでは下記のようにお声かけしています。

 

『注文住宅をご検討中の方に少しでも具体的なお話ができますように、OBの方のご意見ご感想をいただけませんでしょうかとのお願いです。私たちはお住まいになってしばらく経ってからのご感想が、何より大切と考えております。ぜひ忌憚ないご意見をお聞かせください。』

 

こちらの問いかけに対して頂いたお返事は、私達が想像していたものよりずっとボリュームがあり、具体的であり、率直でしたので正直驚きました。共通していたのは、皆様家づくりを楽しまれていたからこそのご意見であり、それを誰かに伝えたいという思いがたくさんある、という事でしょうか。その中の具体的な内容についてお伺いしている項目の中から、「現在ご使用中の主な冷暖房機器は何ですか?ご不満はありませんか?」についてのお返事をいくつかご紹介させていただきます。

「ふつうのエアコンと床暖、不満ありません。」

「エアコンのみ。特に問題はない。」

「壁掛けエアコン。計画時から細かく相談にのっていただいたので問題ありません。」

「冷房はエアコンクーラーと羽なし扇風機。暖房はエアコンや電気ストーブなど。」

 

概ね、上記のようにエアコンで満足されている方がとても多いのですが、時にはお叱りも。

「スティーベル・エアコン・石油ストーブ。スティーベルにチャイルドロックがなくて困っている。また中の掃除ができないので、ほこりっぽくなるのも嫌だ。リビングのエアコンは付けた位置が悪く、効きが悪い」

 

冷暖房機器はプランの段階から皆様非常にお悩みの様子です。断熱性能がよい家でも最終的には間取りによることもあり、建築家の設計では吹き抜けなど大胆なご提案などもあることから、正解はお住まいになった方のみぞ知る、という面もあるのが正直なところです。

 

「主にエアコンを使用し、ガス床暖を補助的に使っています。ランニングコストを抑えられるなら、1Fに蓄熱暖房機を置いて家全体を温められたらよいなと考えています。」

「エアコン、スティーベル。スティーベルは設置を検討する段階で電気代が高いと伺い覚悟していましたが、本当に高いです・・・(笑)そしてもう少し暖かいと思っていましたが、私の期待しすぎと設定温度の関係もあると思いますが、もう少し調べてからでもよかったかな。体験できる所があったらよかったです。」

 

実は家全体を輻射熱で温める蓄熱暖房機(スティーベル)については意見が分かれるようです。快適にお使いの方も多いのですが、こちらも効き目などは間取りによるところがあり、現在は残念ながら電気代については、高くなる傾向にあるようです。

「床暖房、エアコン(主に夏)、サンラメラ(セラミックパネルヒーター)不満点としては、夏は場所によってエアコンの風が来ないで暑く感じることがある。冬は1階玄関からの寒気(冷気)が2階に上がってくることがある。吹き抜けにロールカーテン等を検討中。

「エアコンのみ(極寒時の予備用にガス栓あり)です。メインフロアに200Vのエアコンを設置し、吹き抜け上部天井からシーリングファンを回しています。空間が広いので部屋の場所により、温度差が出てしまうのは難点ですが、サーキュレーターも併用して快適温度を保てるよう工夫しています。夏は吹き抜け3階でゆる~く冷房をつけておくと全館空調になり快適でした。床暖房があれば冬場はより快適だったと思いますが、費用対効果を考えつけませんでした。

「エアコン。各部屋に設置しましたが大型エアコン1台でもよく効くので付けすぎたかなと後悔しています。冬は脱衣所が冷えるのでハロゲンヒーターを購入予定です。足元が冷えるので床暖房を検討しても良かったかなと思っています。」

「エアコン(と冬場は床暖房)です。1Fはリビングとダイニングにエアコンを設置しましたが、ダイニング側は窓や空調設備のない洗面所等とつながっているため、少し冷や冷やする時があります。床暖は快適です。又リビングはソファの正面にエアコンがあるので、風が直撃するのが気になることがあります。

 

床暖房については、好意的なコメントが目立っていますが、費用対効果を考えてあえて選択されなかった方もおられます。また、パネルヒーターやシーリングファン・ヒーターなどの併用で工夫されている方も多いようです。これは洗面脱衣室のように滞在時間が短い部屋があるためと思われます。毎日使用する場所で着替えなどある場所についても忘れずに検討したいと思います。

すべてのお宅ではプランを決める際に建築家と冷暖房について検討しております。基本的にクレアホームの仕様は十分に断熱効果があるためか”満足してます”というご意見が多いのですが、実際に住まわれている方々の貴重なご意見はとても重いです。これからもご意見を活かして打合せをさせていただきたいと思っております。

これからも定期的にラブレターのご紹介もさせていただく予定です。あらためてご意見いただいた方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

次回もお楽しみに!

※「家のコトは生きるコト」とは、生活哲学家である 故 辰巳渚 が主宰する「家事塾」の理念です。筆者は家事塾での学びをもとに記事を書いています。

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