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最後の3M

2021年11月26日

こんにちは。家のコトは生きるコト※ 

コーディネーターの滝島です。

「家を建てる」とき「暮らしをつくる」を意識して、

暮らし・家事の目線から「いえのこと」を考え、

お施主様の理想の家づくりのお手伝いをしております。

 

今日は、心にガツンとくるコラムを見つけたので、ご紹介します。

 

タイトルはこちら

『買い物帰りの妻を圧倒的に絶望させる「最後の3m」

夫に手伝ってほしいのでなくねぎらってほしい』

東洋経済 オンラインより

https://toyokeizai.net/articles/-/428506?display=b

 

男女の脳の使い方の違いを30年以上研究し、大人気「トリセツ」シリーズを手がけた

黒川伊保子氏著です。夫婦論における女性の心理を代弁して下さっているためか、

男性には申し訳ありませんが、女性目線でスカッとします笑

 

この「最後の3M」とは、共働きの妻が重い買い物袋を下げて玄関から入ってきた瞬間から

台所に運び入れるまでの残りの3Mのことです。

 

“「ただいま」と声をかけても、夫が寛いだままのうのうとしていると、うんと腹が立つ。

アタッシュケースに買い物袋を二つも三つもぶら提げて帰宅した私自身は、1秒も寛ぐことなく台所に立つのに。

腹立たしさを抱えながら台所に立つと、料理をしながら、「私ばっかり」と情けない気持ちになってくる。

ついでに「洗濯も、風呂掃除も、このあと、私がやるんだわ」と家事の不公平を数え上げる羽目になる。”

 

この下りで私も昔、歯を食いしばって食器を洗っていた過去の自分を思い出しました。

毎日が追われるように高速で過ぎて行く日々だった・・子育ての頃だったかもしれません。

 

そもそも我が家のキッチンは、コックピットのように、

1人の人間が同じ場所で使いやすいようなレイアウトになっています。

思えば家を建てる時点(25年前なのでクレアホーム施工ではありません)で、ワンオペ前提だったという事です。

なんだか愕然とします。でもそれが私には当たり前で、最適なレイアウトなのだと、その時は思い疑いませんでした。

つまり自分がそうしたかったということです。….今の自分から見ると驚きです。

固定概念って怖いですね。

(コックピット型キッチン 参考写真はタカラスタンダードより )

結果、家族の在宅時間が増えて、徐々に家事を分担するようになった今、

キッチンは常に大渋滞でものすごく使いづらくなり悩みの種となってしまいました。

 

家事の軽減は、永遠のテーマかもしれませんが、

「家のコトは生きるコト」つまり、生きている限り無くならないコトで、

ひとりで住んでても、大勢で住んでても家事はそこに有ります。

一番、簡単な軽減方法は、家族みんなで呼吸するように負担するコト、というのが今の私の結論です。

とはいえ、未だに妻の負担が大きいご家庭が多いのが現状でしょうか。

 

“家族のため、重い買い物袋を持って歩くこと自体に、私たちは腹は立たない。

「こんなに重いなんて、家族なんていなきゃいいのに。子どもなんか産まなきゃよかった」なんて、誰が思うだろう。

けれど、玄関を入って、リビングで寝そべったまま何もしない夫には絶望する。

要は「重くてつらいから手伝ってほしい」のではなく

「ここまで500m重い荷物を指に食い込ませながら歩いてきたことをねぎらってほしい」からだ。”

 

そうそう!実は手伝ってくれたら嬉しいけれど、

それよりも共感し敬意を払ってくれる事の方が数倍嬉しく癒されるなと実感します。

黒川氏によれば女性脳は共感とねぎらいで、ストレス信号を減衰させるからとの事。納得!

もしかしたら逆に、わかっているのに思うように家事を負担出来なくて、

悩んでいるご家族もいらっしゃるかもしれませんが、

ちょっとねぎらい、感謝の言葉をかけるだけで、平和になるなんて素晴らしいですよね。

ちなみに黒川氏は”「私が帰宅したら、玄関まで迎えに来る」をルール化”したことで、

夫婦の結束を固くしたため、熱烈推奨とのことです。

 

あなたは「家族の中のルール」ありますか?

以上、次回もお楽しみに!

 

※「家のコトは生きるコト」とは、生活哲学家である 故 辰巳渚 が主宰する「家事塾」

  の理念です。筆者は家事塾での学びをもとに記事を書いています。

 

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